読書は単に暇をつぶすための趣味ではありません。
読書を趣味にすることで、あなたの人生にプラスとなる価値をたくさん手に入れることができます。
そんな読書のメリットについて3つに厳選したので、それぞれ解説していきます。
読書を趣味にするメリット
経験的に重要だと感じたメリット3つに厳選しました。
- 知識が身につく
- ストレス解消になる
- 前向きになれる
知識が身につく
専門書や参考書を読むだけで、自分一人では思いつきもしないアイデアが簡単に手に入ります。
「プログラミングの技術を身に着けたい」
「料理ができるようになりたい」
もし、あなたがこのように何かを始めたいと思ったとき、独学で始めるよりもその道のプロが書いた本を読んだほうが圧倒的に人生の時間効率が良いでしょう。
なぜなら、
「その道のプロがめちゃくちゃ頑張って勉強して、やっと体系化したテクニック集」
とか、
「いろいろな組み合わせを何度も何度も試した結果、その中で一番ぴったりな組み合わせ」
などの知識を読むだけですぐに得られるのですから。
これって本を読まずに自分で気が付くより効率良いと思いませんか?
例えば、私なんかは将棋の手筋本をよく読んでまして。
手筋本とは要するに「知っていれば有利になるワザ」を取りまとめた参考書のようなものです。
これがまた、読まないと一生気付けないような発想ばかりでして、読むたびに自分がレベルアップしていると実感するのです。
このように、読書には「効率よく知識が身につく」というメリットがあります。
ストレス解消になる
小説や漫画など、ストーリー性のある読み物はストレス解消の手助けになります。
「仕事でミスが続いて精神的にしんどい」
「いやなことばかり続いてつらい」
こんなときは気分転換に読書がおすすめ。
なぜなら、読書は普段の生活では絶対に味わえない経験を疑似体験することができるからです。
いやな現実から少し距離を置くこともできるし、泣いたり、笑ったり、悲しんだりすることで気分転換にもなります。
とくに「感動して泣く」ことはストレス解消に効果があるそうです。
脳生理学者で医師の有田秀穂さんはこのように言われています。
泣いた後、アタマの中では、本来交感神経が主に働いているはずなのに副交感神経の働きが強くなることが分かっています。昼間活動している時間なのに、夜眠って体を休めているときと同じような神経回路にモードが切り替わっているのです。泣くとすっきりすると言われているのはこのためです。緊張がやわらぎ、不安やネガティブな感情が解消されてしまうのです。
読売新聞オンライン 泣くのは脳からの指令…有田秀穂さん
たしかに、たくさん泣いたあとに心がスッキリした経験ってありますよね?
私がよく覚えているのは通勤時間に読んでいた東野圭吾の「手紙」を読み終わったとき。
仕事帰りの電車で小説を読んでいたのですが、最後の場面で感動がぶわ~っと押し寄せてきまして…
涙と嗚咽が止まらなくなり通勤電車を降りてしまった記憶があります(笑)。
でも、そのあと落ち着いて帰宅した頃にはバッチリ睡眠をとった朝のような、とてもスッキリした気分になったことをよく覚えています。
このように読書は感動することでストレス解消の手助けにもなるのです。
前向きになれる
哲学・思想本を読めば前向きな思考を手に入れることができます。
「ネガティブな自分が嫌だ」
「何もしてこなかった自分を変えたい」
このように自分を変えたい、変わりたいと考えているのなら、その手助けをしてくれる本を読むべきです。
私は20代のころ、すぐに悪い方に考えてしまう自分が嫌いでした。
なんとか自分を変えたくていわゆる「自己啓発本」を読み漁っていた時期がありました。
ただ、書いてあるのは到底実現できないような理想論も多くなかなか受け入れられず。
とはいえ、中には「なるほど」と妙にしっくりくる言葉と出会うことも少なくありませんでした。
そういった言葉との出会いを少しずつ積み重ねてきた結果だと思うのですが、今では妻や子供に楽天家と言われるほどポジティブに物事をとらえられるようになりました。
読書にはこのようにポジティブな思考が手に入る可能性だってあります。
読書の楽しみ方
今すぐ読みたい本を読む方法がいくつかあります。
- 電子書籍からダウンロードする
- 書店で購入する
- 図書館で借りる